ブログ|株式会社隆飛工業

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【今日の作業】現場で合わなかった配管を直す。これが配管屋の現場力。】

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現場で配管を取り付けた時、どうしても“寸法が合わない”“想定よりズレる”っていう場面がある。
図面通りでも、現場の状況は毎回違う。
だから配管屋の腕の見せどころは、そこからどうリカバリーするか

今日はその“直し作業”を工場でやっていた。

“先輩実習生が新しい実習生に仕事を教えている日”

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今日の工場は、ちょっと特別な空気があった。

 

作業していたのは、うちの実習生の先輩組と、入ってきたばかりの新しい実習生。
ただ作業しているだけじゃない。
先輩が後輩に、作業の流れを、手の使い方を、道具の理由を、ひとつひとつ丁寧に伝えていた。

 

写真の通り、ふざけてる瞬間もあるし、緊張してる顔もある。
でも、それでいい。
“作業を覚える”って、結局はこの空気がどれくらい作れるかで決まる。

 

うちの会社の実習生は本当に根性がある。
そして、最近は“教える側の顔”になってきた。
数年前まで右も左もわからなかった子が、こうして次の世代に教えている。
この成長を見るのが、俺にとって一番の楽しみかもしれない。

 

教えるって難しい。
でも、教えることで人は一番成長する。

 

今日の現場は、そんな“成長の連鎖”を感じられる場所だった。

 

また明日からも、こういう時間を大事に積み重ねていく。

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施工だけでなく、
こうした試験工程も実際に見ながら学べます。

未経験の方でも、一つずつ覚えていけば大丈夫です。

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今日はエアー配管の気密試験を行いました。

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今日は、現場でエアー配管の**気密試験(エアテスト)**を行いました。

 

配管の仕事は、取り付けて終わりではありません。
ちゃんと“漏れがないか”を確認して初めて仕事として成立する。

 

今回の現場でも同じで、
組み上げた配管に空気を送り、
圧力計(ゲージ)が 規定値できちんと止まるか を確認します。

 

写真のように、ゲージがしっかり安定していれば
溶接・継手・ねじ部、どこにも漏れがない証拠です。

 

技能実習生も、ただ作業するだけではなく
こういう 「結果を確認する工程」 までしっかり参加しています。

 

・どこを見ればいいか
・ゲージの動きの意味
・バルブの締め方
・空気を上げる順番

 

全部、現場で覚えていきます。

 

配管は、目に見えないところが一番大事な仕事。
気密試験は、その「見えない部分の品質」を証明する工程です。

 

今日も無事に合格。

 

明日も更新します。

 


 

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親方はアホみたいに見える時があるけど、実は…の話。

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今日の写真を見てもらえば分かる通り、
私はよく「親方、何その顔!」と言われます。

確かに、
必死になってるだけなのにアホっぽく見える瞬間があります。

でも実は、
こういう“必死な顔の時”って、
頭の中ではめちゃくちゃ計算しています。

・どうやって力を入れるか
・配管の応力がどっちへ逃げるか
・どこが先に動くか
・自分の体勢が危なくないか
・次の手順は何か

見た目はアホでも、
考えてることは割と真面目なんです。

現場って、かっこつける仕事じゃなくて、
かっこ悪い瞬間を何回もやれる人が強い。

キレイな姿勢だけで仕事は進まないし、
楽そうに見えるだけの人は、結局どこかで無理が出る。

全力でやれば、顔は崩れる。
必死でやれば、変な表情になる。

でも、それでいい。

現場は“素直な努力”が一番強い。

今日も親方はアホみたいな顔で頑張ってました。
それでちゃんと現場が進むなら、それでいい。

明日も更新します。


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雰囲気がいい現場で働きたい人、
真面目に頑張れる人を募集しています。

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技能実習生も、現場を支える大切な仲間です。

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今日は、技能実習生の2人と一緒に作業しました。
写真を見てもらえれば分かりますが、
もう「補助」ではなく 完全に戦力 です。

技能実習生だからといって、
軽い作業だけをやらせるわけではありません。

配管の向き、角度、締め付け、
道具の使い方、安全帯の取り方。

どれも、時間をかけて覚えていく中で
自分の判断で動ける場面が確実に増えています。

仕事ができるとかできないとかじゃなく、
現場は結局 “姿勢” で変わります。

・分からなければ聞く
・任されたところは責任持つ
・自分なりの段取りを考える
・雑にならない

この2人はそこが本当にしっかりしている。

文化も言葉も違うのに、
現場の空気を感じて動いてくれるし、
日本人の若手とまったく同じラインで働いている。

技能実習生という枠ではなく、
うちのチームの一員。

そう思っています。

今日もよく頑張ってくれました。

明日も更新します。


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国籍に関係なく、
真面目に学べる人は誰でも成長できます。

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チームワークって、ただ助け合うことじゃない。

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現場の仕事では「チームワークが大事」とよく言われます。
ただ、この言葉は誤解されやすく、
“みんなで仲良く進めること”のように思われがちです。

私が思うチームワークは、
**「それぞれが自分の役割をきちんとこなすこと」**です。

まずは、自分の段取りをして、
自分の仕事をしっかり終わらせる。
これが基本です。

ただ、その先にもうひとつ大事なことがあります。

仲間というのは、助け合った時に
それを“迷惑”だとは思わない関係のこと。

仕事では「他人に負担をかけすぎない」ことは大切ですが、
仲間同士では、誰かが手を差し伸べた時に
それを自然に受け取れる空気が必要です。

・自分の役割を果たす
・終わったら手を貸す
・手を貸された側も、遠慮しすぎない
・その空気が自然と循環する

これが、現場が気持ちよく回るチームワークだと思っています。

仲間とは、
“助け合いを迷惑と思わない関係” のこと。

今日もそんな現場でした。

明日も更新します。


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一緒に働く仲間を募集しています。
未経験でも、最初は自分の役割からゆっくり覚えれば大丈夫です。

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段取りで仕事の7割が決まる。

配管の仕事に限らず、
現場仕事は「段取りで7割が決まる」と言われます。

ただ、私の考えとしては、
その7割のうち 5割は“頭の中で決めること” だと思っています。

現場に入ってから考えるのでは遅い。
現場に行く前、作業を始める前に、

・どう動くか
・誰が持つか
・どこから取り付けるか
・どの工具が必要か
・危ないポイントはどこか

これを頭の中で一度すべて流しておく。

流れを描けていないと、
現場で無駄な動きが増えたり、
必要な道具がなくて作業が止まったり、
安全面での見落としが出たりします。

段取りの5割は“想像力”です。

そこから、
残りの 2割が行動。
頭の中で組んだ流れを、実際の作業に落とし込む部分です。

現場は生き物なので、想定通りにいかないこともあります。
でも、頭で段取りを組んでいる人は、
その場での判断も自然と早く、的確になります。

段取りは「準備」ではありません。
段取りは“仕事そのもの”です。

今日も、作業に入る前に、
まずは頭で現場を一度動かしてから取り掛かりました。

明日も更新します。


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段取りを覚えると、仕事は一気に楽になります。
未経験でも、ゆっくり身につければ大丈夫です。

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工場で作る仕事と、現場で納める仕事。

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隆飛工業の仕事には、
“工場でつくる仕事”“現場で納める仕事” の2つがあります。

同じ配管でも、求められることは全く違います。


工場での仕事

工場では、配管を図面通りに正確に形にすることが中心です。

・長さ
・角度
・フランジの向き
・溶接の仕上がり

ここで狂いがあると、
現場でどれだけ頑張っても合いません。

工場は「精度」をつくる場所です。


現場での仕事

現場は、その配管を“ぴったり収める”場所。

工場で作ったものを、
実際の設備・高さ・周囲との干渉を見ながら取り付けます。

・どう持ち込むか
・どう吊るか
・どの順番で締めるか
・人の動きのスペースをどう確保するか

現場には「段取り」と「判断」が必要です。

工場が 正確さ なら、
現場は 対応力 です。


どちらもできて、はじめて一人前

工場だけできてもダメ。
現場だけできてもダメ。

形にする技術
現場で納める技術

この両方ができる人は強い。
どこへ行っても通用します。

当社では、
最初は誰でも道具の名前から始まりますが、
工場 → 現場 と順番に経験していきます。

だから、未経験でも成長できます。


明日も更新します。


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ベローズ(伸縮継手)は、配管を守るための“余裕”です。

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今日の現場では、配管に**ベローズ(伸縮継手)**を取り付けました。

 

ベローズは、配管の途中に入れる“じゃばら”のような部品です。
見た目は少し特殊ですが、役割はとてもシンプルで、

 

配管にかかる力と動きを吸収するためのもの です。

 

配管は、ただ置いてあるように見えますが、
実際には「温度」や「圧力」の影響で、伸びたり、縮んだりします。

 

・反応槽の空気配管
・蒸気ライン
・温水ライン
・薬品ライン

 

どれでも同じで、
何十メートルと伸びる配管は、必ず“呼吸”します。

 

その力を受け止めるために、ベローズを追加します。

 

もしベローズがなかったら——
配管に力が溜まり、
フランジや支持金具に負担がかかり、
最悪の場合、割れや漏れにつながります。

 

だからこそ、ベローズは 配管を守るための余裕 です。

 

機械にも、人にも、建物にも同じですが、
余裕があると、壊れない。

 

配管も同じです。

 

今日取り付けたベローズも、
現場が長く安全に動き続けるための、大事な一手です。

 

明日も更新します。

 


 

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配管は、ただつなぐ仕事ではなく、
「動く設備を支える技術」です。

 

未経験でも、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です。

 

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反応槽へ送る空気配管(BOD処理のための曝気ライン)

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今日は、反応槽に空気を送るための配管について紹介します。

今回取り付けたのは、工場排水の処理工程で使われる BOD処理(生物処理)用の空気ライン です。
反応槽の中では、微生物が汚れ(有機物)を分解して水をきれいにします。
その微生物が生きるために必要なのが 空気(酸素) です。

人間が息をして生きているように、
反応槽の微生物も 常に酸素を受け取り続ける必要があります。

今回の配管は、その 「酸素の供給路」 です。

・圧力が落ちないように
・漏れが起きないように
・槽内に均一に空気が供給されるように

配管の角度や支持の位置を一つずつ調整しながら取り付けています。

見える部分は配管ですが、
その先で起きているのは 水をきれいに戻すための「生きている処理」 です。

目立つ仕事ではありませんが、
水を流す地域や工場にとって、なくてはならない役割です。

今日も一つずつ、確実に仕上げました。

明日も更新します。


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