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隆飛工業の仕事には、
“工場でつくる仕事” と “現場で納める仕事” の2つがあります。
同じ配管でも、求められることは全く違います。
工場では、配管を図面通りに正確に形にすることが中心です。
・長さ
・角度
・フランジの向き
・溶接の仕上がり
ここで狂いがあると、
現場でどれだけ頑張っても合いません。
工場は「精度」をつくる場所です。
現場は、その配管を“ぴったり収める”場所。
工場で作ったものを、
実際の設備・高さ・周囲との干渉を見ながら取り付けます。
・どう持ち込むか
・どう吊るか
・どの順番で締めるか
・人の動きのスペースをどう確保するか
現場には「段取り」と「判断」が必要です。
工場が 正確さ なら、
現場は 対応力 です。
工場だけできてもダメ。
現場だけできてもダメ。
形にする技術 と
現場で納める技術。
この両方ができる人は強い。
どこへ行っても通用します。
当社では、
最初は誰でも道具の名前から始まりますが、
工場 → 現場 と順番に経験していきます。
だから、未経験でも成長できます。
明日も更新します。
手に職をつけたい人、
経験を積みたい人、
真面目に仕事に向き合える人を募集しています。
▶︎ 求人の問い合わせはDMまたはお問い合わせフォームからお願いします。
今日の現場では、配管に**ベローズ(伸縮継手)**を取り付けました。
ベローズは、配管の途中に入れる“じゃばら”のような部品です。
見た目は少し特殊ですが、役割はとてもシンプルで、
配管にかかる力と動きを吸収するためのもの です。
配管は、ただ置いてあるように見えますが、
実際には「温度」や「圧力」の影響で、伸びたり、縮んだりします。
・反応槽の空気配管
・蒸気ライン
・温水ライン
・薬品ライン
どれでも同じで、
何十メートルと伸びる配管は、必ず“呼吸”します。
その力を受け止めるために、ベローズを追加します。
もしベローズがなかったら——
配管に力が溜まり、
フランジや支持金具に負担がかかり、
最悪の場合、割れや漏れにつながります。
だからこそ、ベローズは 配管を守るための余裕 です。
機械にも、人にも、建物にも同じですが、
余裕があると、壊れない。
配管も同じです。
今日取り付けたベローズも、
現場が長く安全に動き続けるための、大事な一手です。
明日も更新します。
配管は、ただつなぐ仕事ではなく、
「動く設備を支える技術」です。
未経験でも、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です。
▶︎ 求人の問い合わせはDMまたはお問い合わせフォームからお願いします。
今日は、反応槽に空気を送るための配管について紹介します。
今回取り付けたのは、工場排水の処理工程で使われる BOD処理(生物処理)用の空気ライン です。
反応槽の中では、微生物が汚れ(有機物)を分解して水をきれいにします。
その微生物が生きるために必要なのが 空気(酸素) です。
人間が息をして生きているように、
反応槽の微生物も 常に酸素を受け取り続ける必要があります。
今回の配管は、その 「酸素の供給路」 です。
・圧力が落ちないように
・漏れが起きないように
・槽内に均一に空気が供給されるように
配管の角度や支持の位置を一つずつ調整しながら取り付けています。
見える部分は配管ですが、
その先で起きているのは 水をきれいに戻すための「生きている処理」 です。
目立つ仕事ではありませんが、
水を流す地域や工場にとって、なくてはならない役割です。
今日も一つずつ、確実に仕上げました。
明日も更新します。
反応槽の配管、設備の据付、溶接、工場内での製作など、
一緒に現場をつくる仲間を募集しています。
未経験でも大丈夫です。
道具の名前から、丁寧に教えます。
プラント配管の仕事は、ただパイプを取り付けるだけではありません。
現場は高い場所や狭い場所、重いものを扱う作業が多く、
常に危険と隣り合わせです。
だからこそ、当社では 「安全がすべてに優先する」 という考え方を徹底しています。
どれだけ技術があっても、
どれだけ仕事が早くても、
ケガをしたら意味がない。
現場に立つ人間が、家に帰るまでが仕事です。
写真のように、狭い場所での作業や、吊り込み作業では、
一つの動作に「注意」と「確認」を重ねています。
・声を掛け合う
・工具を受け渡す位置を決める
・安全帯・足元・周囲の荷が動かないか確認する
・無理な体勢を作らない
それは「慎重」ではなくプロとしての当たり前です。
慣れた時に油断が出る。
早く終わらせたい時に視野が狭くなる。
そこをお互いに声を掛け合いながら現場を進めています。
技術者は「技術」と「安全」を両方持って初めて一人前です。
今日も、全員が無事に帰れる現場でした。
明日も更新します。
一緒に働ける仲間を募集しています。
未経験でも丁寧に教えます。
今日は、現場で行ったエアー配管の取付作業の様子を紹介します。
エアー配管は、工場内の機械や設備を動かすために必要な“力”を送る配管です。
私たちの仕事は、その配管を正確な位置に設置し、
安全に、安定して使える状態に仕上げることです。
写真の通り、作業スペースは広い場所ばかりではありません。
狭い場所で体勢を低くしたり、配管の向きを細かく調整したりしながら、
一本ずつ確実に納めていきます。
水平・垂直を確認し、支持金具を取り付け、
フランジ面やジョイント部分にズレがないかを丁寧に見ていきます。
現場でぴったり収まる配管は、
工場で作った精度と、現場での調整の積み重ねの結果です。
現場は、ただ設置するだけではなく、
「通るはずのものを、通るべき姿に仕上げていく」 場所でもあります。
今日も一つずつ、確実に取り付けていきました。
明日も更新します。
現場で働く人、技術を覚えたい人、手に職をつけたい人。
一緒に働ける仲間を募集しています。
▶︎ 求人の問い合わせはDMまたはお問い合わせフォームからお願いします。
今日は、技能実習生が行っているTIG溶接の作業を紹介します。
当社では、技能実習生もただの「補助作業」ではありません。
現場で必要な技術をしっかり身につけ、戦力として配管製作に携わっています。
下の写真は、配管とフランジの接合部を、TIG溶接で仕上げているところです。
材料の厚み、熱の入り方、アークの距離、溶加棒を入れるタイミング。
目と手と感覚を合わせながら、ビードを整えていきます。
TIG溶接はごまかしが効きません。
溶接の線がまっすぐ、均一に出ているかどうかで、技術がそのまま見えます。
ここまでできるようになるまで、時間も経験も必要でしたが、
今では自分の役割を理解し、任された仕事をしっかりと形にします。
「任せられる人が、仲間にいる。」
それは会社にとっても、大きな力です。
今日も丁寧に、一つずつ確実に。
明日も更新します。
今日は、工場内での配管製作の様子を少し紹介します。
プラント配管は、現場で取り付けるだけではなく、
事前に工場内で「寸法を合わせて、溶接して、形にしておく」作業があります。
下の写真は、フランジ(接続部)の位置や角度、中心を正確に測りながら、
一本の配管を組み立てているところです。
配管は見た目が同じようでも、
角度・高さ・向きが数ミリ違うだけで現場で合わなくなります。
だからこそ、測定・確認・調整を丁寧に行い、
確実に「合うもの」を作る必要があります。
現場で問題なく収まるかどうかは、
この工場での作業の精度にかかっています。
黙々とした作業ですが、
形になったものが現場でピタッと収まったときは、
やった人間にしか分からない気持ちよさがあります。
今日も一つずつ、間違いのないように。
来週も更新します。